ネロリ、ジャスミン、ガーデニア。
道端に矢車菊が咲いていた。
友人の好きな花だな、と思い出す。
わたしにとってのその花はなんだろう、と考えてみた。
白い花がすき。
特にクチナシの香りがすき。
しかしじぶんを象徴する花か、というとそこまでではない気がする。
わたしらしいといえばこちらだがそうそう見かけるものでもない。
そう思うと身近に感じる。
ジャスミンは身近にある(たぶん、あのいい匂いの花がジャスミンだと思っている)
歩いていてふと香るそれだ。
そも季節の花を、植物を覚えているひとも稀だろう。
だからこそ、そんなひとがいいのだ。
それはそれで類。
同じ文脈で語れるひと。
その共通点はそうしたところから見つけてゆく。
本を読むひと。紙に文字を書くひと。
夢にまで見た。
足りないのはアナログよなーと改めて。
とりとめもなく。
わたしの花はなにになるのだろうか。